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関西医科大学第4回市民連続公開講座
関西医科大学学長挨拶
関西医科大学学長 日置紘士郎
平成13年(2001年)10月20日(土)
関西医科大学南館臨床講堂
司会 松田教授(泌尿器科学)

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司 会(松田 公志・関西医科大学泌尿器科学教授) 皆さん、こんにちは。ようこそお越しいただきました。ことしも私ども関西医科大学の市民連続公開講座の季節がやってまいりました。ことしも非常にたくさんの方にご応募いただき、結局抽選となりました。毎年お目にかかる方もたくさんおられます。きょうは非常に爽やかな秋晴れの日になりましたが、どうか有意義なひとときをお過ごしいただきたいと思います。

 今年は第4回ですが、会を始めるに先立ちまして、まず私どもの学長から皆様にご挨拶をさせていただきます。学長はことし1月にかわり、新学長の日置紘士郎先生です。

日 置(関西医科大学学長) 皆さん、こんにちは。ようこそ公開講座にお集まりいただきました。ただいま本学泌尿器科の松田教授からご紹介のように、この会もことしで4回目を迎えました。過去3回より年々参加していただく数がふえ、やむを得ず抽選になっております。きょうお越しいただいた方々の住所を資料で拝見いたしますと、他府県からもいらっしゃっていただいているようです。私どもも大変ありがたく、熱の入った会にできるものと思っております。

 この会を始めた主旨につきましては私から申すまでもなく、やはり地域の住民の方を主とした一般の方々に病気を知っていただくことと、ご自身の健康についてお考えいただくために医学的な知識や情報を皆様方にお伝えしたいということと、もう一つは私どもの大学の研究や医療の状況について大いに皆様方にお伝えして、私どもの大学の活性についても知っていただきたい。

 きょうはプログラムにありますように、最初は基礎研究の黒崎教授から「遺伝子解明で病気は治せるか?」と中谷教授から「やさしく身につく心肺蘇生法」という臨床的なお話を聞いていただくことになっております。

 古くから「敵を知って己を知れば……」という言葉もございます。敵とは当然病気のことになりますが、己(自分)についてはかつては知りえなかったわけですが、最近では分子生物学的な立場から自分というものがかなり客観的に、科学的に明確になってきました。そうするとご本人が病気に対してどういう心構えを持つべきか、そういったことまでも黒崎教授からお話がされると思います。先生は私どもの大学の研究者の中でも極めて我々が誇る研究者でございますので、皆様方にもきっと有益なお話をしていただけるものと思っています。その後の中谷教授からは、万一身近な方が心臓病発作あるいは何かの理由で呼吸が問題になってきたときに、助けられるのは一番そばにいらっしゃる方である、というのがお話の原点だと思います。

 そういう意味でもきょうのお二人のお話をお聞きいただいて、皆様方ご自身の健康、あるいはかけがえのない大事な方々の健康を守るためにもご参考にしていただければと思います。

 最後に、この講座は3回に及びますが、全回ご出席いただいた方には終了証書を私どもから喜んで差し上げたいと思っておりますので、是非ご出席いただきたいと思います。それでは開会に当たりまして私の挨拶といたします。どうもありがとうございました。

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