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同窓会会長の挨拶

会長音信 秋田光彦 ―おとづれ158号より

 余寒お見舞い申し上げます。
 会員の皆様お元気でお過ごしの事と思います。
 相変わらず気候の変動が激しく、昨年は台風10号、15号による被害があり、年末には寒波による豪雪の被害が各地に発生、交通にも大きな障害が出ています。
 また、新型コロナウイルス感染症は3年過ぎてもいまだに終息せず、昨年から欧米においては制限が大幅に緩和され、最近では中国でもコロナ対策は中止になったためか、感染数と死者が驚くほどに増加し、日本でも大幅に制限が緩められていましたが、昨年12月頃から急激に感染者と死者が増加傾向になっています。もうええ加減に終わってほしいと思います。
 さらに、昨年2月にはロシアがウクライナに対して戦争を始め、世界中が不安定な状況になりつつあります。安定した平和な状態を願うばかりです。

大学について
 コロナ禍ではありますが、経営状況は順調に推移しております。また、各種事業も計画通りに進んでおります。
 前号でお知らせしましたように、関医タワーも稼働しています。そして、目玉の関西医大附属光免疫医学研究所も4月より開所しております。日本で初めての研究機関で、第5のがん治療として世界的に注目されています。この研究が進み、多くのがん患者さんに喜ばれる療法になることを期待しています。
 また関西医科大学附属総合医療センターでも、医局、研究施設、救命部門の充実のため、西館の建設が予定されております。
 そして、平成30年4月の看護学部開設に始まり、令和3年4月よりリハビリテーション学部が開設されています。看護学部は昨年4月に初めて卒業生が出ました。この2つの学部は順調に船出をしております。
 そのため本同窓会は「関西医科大学医学部同窓会」と改名しました。
現在、2学部との関係は一応白紙の状態ですが、今後どのような関係にもって行くか模索中です。
 昨年10月に英国の高等教育専門誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」が実施集計した世界大学ランキングが発表されました。これは教育力、研究力、研究の影響力(被引用論文)、国際性、産業界からの収入の5分野の13 の指標でスコアを算出してランキングしたものです。このランキングで本学は、日本私立大の中で第1位で、関西圏では、京都大学、大阪大学についで第3位でした。ここ数年高い評価を受け、大変光栄なことです。
 このように大学は、コロナ禍ではありますが、経営状態もよく、多くの事業も確実に進行、クリアして順調に発展しています。
 会員の皆様も一度大阪にこられ、大学の状況をご覧ください。きっと喜んで頂けると思います。


同窓会について
 今年もコロナ感染拡大が続いている関係上、同窓会活動は休止状態が続いている状況です。
私立医大同窓会連絡会「西部会」および「全国会」の会合は、この3年間ともに中止になっております。各大学同窓会の状況はわかっておらず、お互いの意思疎通もありません。
 また本同窓会の支部会もほとんどなく、同窓会総会前に開催している支部長会も中止をしています。会員の状況もはっきりしない状況です。一刻も早く色々な事をお話することが出来るようになることを希望しています。
 毎月開催の理事会は、対面とWeb会議の併用で開催しています。
 また、大学理事と同窓会・加多乃会との懇談会は例年8月に開催していましたが、新型コロナ感染症が極めて少なくなった10月22日に3年ぶりに開催いたしました。
山下敏夫理事長、友田幸一学長から研究・診療・教育の報告と説明、そして、私から同窓会ならびに加多乃会の活動状況を説明しました。また、大学側から女性医師の支援、働き方改革についての説明もありました。
  「同窓会名簿2022年版」を5年ぶりに昨年12月に発行しました。
発行に際しては充分にプライバシーに配慮し、会員の要望も充分に取り入れ検討いたしました。
会員の皆様のご協力に感謝いたします。有り難うございました。名簿は、同窓会費前年度(R3年度)まで納入者、終身会費完納の希望者に配布させていただきました。
 同窓会員である笹川美年子氏(29)より高額のご寄付があり、令和5年度から医療をもって優秀な業績を挙げている、もしくは社会的に貢献を続けている女性医師を対象に「笹川美年子賞」が制定され、実施されます。
  同窓会は、第1回生が卒業した昭和8年に発足してから今年は90周年に当たります。現在大きな事業は考えておらず、100周年の時に行う予定です。
 また 令和5年度は役員改選の年です。2月に往復はがきで各クラスの評議員選挙をお願いいたします。
理事・監事選挙につきましては、本誌巻頭頁に告示ならびに立候補届け出用紙を掲載しております。
 選挙管理委員長は是枝ちづ氏(45)、委員は畑埜武彦(36)、甲田勝康(57) 、吉田勝紀(66) 、覚道奈津子(70) の各氏です。

   以上コロナ禍での大学と同窓会の近況報告です。
 いまだ終息の気配なし、むしろ感染者、死者増加傾向です。充分に自分の身を守って頂き、日常生活を過ごしていただきますようにお願いいたします。
 今後とも会員のみなさま方のご支援ご協力をお願いいたします。
 そして同窓会員のご健勝とご活躍をお祈りいたします。

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